忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


意外と早く書き終えました、TOGのアスソフィです!
一応ED後なのでまだクリアしてない方は注意です。ネタバレは・・・・たぶん、ないですが(笑)
それにしてもアスソフィ、難しいな~!キャラがつかみきれてないのか、言い回しがよくわからなかったorz
変なとこは見逃してやってください><
ほのぼのでほんのり甘い、そんな感じのアスソフィです^^









山のように積まれていた書類を片付け、アスベルは大きく伸びをした。
それと同時に扉からコンコン、と控えめなノックが聞こえてくる。
どうぞ、と返事をすると、開いた扉からひょこっと薄紫色の小さな頭が現れた。


「ソフィ?」


「……アスベル、お仕事忙しい?」

顔を出しただけで姿を見せないソフィに苦笑いしつつ、今ちょうど片付いたんだと答える。
するとソフィの顔が一気に明るくなり、先程までぺったりくっついていた扉から離れ駆け寄ってきた。


「あのね、この前花壇にいっぱい植えた種、花が咲いたの…!」

彼女にしては珍しく、興奮気味に一気にまくし立てるように話す。よっぽど嬉しいのだろう。思わずこちらも顔が綻ぶ。


「そうか!じゃあ、見に行こう」

いつものように柔らかい薄紫の髪を撫でてやると、ソフィはくすぐったそうに目を細めた。




「う、わぁ………!!」

この前まで土の茶色が広がっていた庭の花壇が、ソフィの手によって様々な色で埋め尽くされている。
あの花畑を思い出させるような、それはそれは綺麗な光景が、アスベルとソフィの前に広がっていた。


「みんな、すごく綺麗に咲いてくれたんだよ」


「本当だ……良かったな、ソフィ!お前が一生懸命世話をしたから、こんなに綺麗に咲いたんだ」

な、とアスベルは隣のソフィに笑いかけた。
その優しい笑顔に、ソフィの胸の奥がきゅん、と小さく鳴った。
聴き慣れない不思議な音に、ソフィは首を傾げる。


「ソフィ、どうした?」


「変な音、した」


「え?何も聞こえなかったぞ…」


「それにね、うれしい」


「え、ああ…花か」


「…ううん。アスベルの、笑った顔」


「……俺?」

断片的なソフィの言葉に混乱していると、彼女はこくりと髪を揺らして頷いた。

「アスベルの笑った顔、見るとうれしいの。みんなの笑った顔もうれしいけど…アスベルは、もっともっと、うれしいの」


「…っ!?」


「だからね、アスベルに喜んでほしくて…一番に見てもらいたかったの」

ふんわりと、まるでそこに咲いている美しい花のように、ソフィは微笑んた。
一緒に旅をしていた時から少しずつ、女性らしくなっていく彼女の笑顔に、アスベルの顔はじわじわと熱くなる。
ソフィの言葉を少しずつ解釈していけばいくほど、熱は身体全体に広がっていった。

思わずしゃがみ込み、口元を押さえて顔を真っ赤に染めるアスベルを、体調が悪いと捉えたソフィは心配そうに顔を覗き込む。


「アスベル、熱あるの?大丈夫?」


「い、いや、大丈夫だから…」


「でも、顔赤い」


「~~~~っ、こ、これは…!」

無邪気に顔を近づけてくるソフィに、アスベルはうろたえる。くっつかんばかりの鼻や自然とかかる吐息に、心拍数は上がるばかりだ。

すると、頭に小さな重みを感じた。なでなで、とそれは微かに頭の上で動いている。


「私、アスベルにこうしてもらうと落ち着くし、うれしい。だからね、今日は私がアスベルにするの」


「…ソフィ……」

顔を上げると、自然と目が合った。きょとん、と目を丸くしたのもつかの間、ソフィは優しく笑う。また、アスベルの顔が熱くなっていく。

いつからだろう、彼女がこんなにも女性らしくなっていったのは。
自分が彼女の笑顔や仕草に、顔を赤く染め上げるようになったのは。


自分以外誰も、彼女に触れてほしくないと、思うようになったのは。



考えれば考えるほどにわからなくなる。絡まった糸のように、解けない。
それでも身体は勝手に動いて、ソフィの細い腕を引っ張り華奢な身体をぎゅう、と抱きしめた。



「……アス、ベル?」

これにはさすがにソフィも動揺したようで、戸惑いを含んだ声で名前を呼ぶ。


「………こっちの方が、嬉しい…かも」


「…そうなの?」


「………うん」


「わかった」

了承の言葉の後に、ソフィがさ迷わせていた両手を、アスベルの背中に回した。彼女の暖かい温もりが、アスベルの胸に広がる。


「アスベルがよくなるまで、こうしてる」


「ああ…ありがとな、ソフィ」

返事の代わりに、ぎゅ、と抱きしめる力が強くなった。
更に大きく聞こえる少し早い心音が、何だかとても心地良い。



「アスベル、あったかいね」


「……ソフィも、あったかいよ」


どちらともなく顔を合わせ、笑いあう。
一度は消えてしまった、でも再び出会えた温もりは、もう二度と消えたりしないと。
確信なんてきっと、ない。でも。
そう思った。





『変わってゆく』


(変わってゆく、俺のこころ。彼女への想い。)

(でも、このぬくもりは)

(あの頃と同じように、変わらないままでここにあって。)


(やさしくて、あたたかい)
 


END


アスベルは、ソフィへの特別な感情をじわじわとわかっていけばいいよ!ソフィもね^^
アスソフィは自分の気持ちに気付くところまでがなかなか・・・長そうですね~。マラソンだね!大好きですよまらそん!^▽^←
ソフィはきっとアスベルの家に住んでるだろうし、楽しいことがいっぱいあるだろうな~。あったことを逐一アスベルに報告してればいい!
少しずつ女性らしくなってくソフィは更にもてそうだから、それでいろいろ言い寄られちゃってそんな光景を見たアスベルは胸焼けおこせばいい^^^^^^^^^父親的感情もあるけど、それよりも大きい黒い渦巻く感情に戸惑えばいい^^^^^^^^←
そんなことをよく考えてます。そんな話も書きたいな!
本編の二人も書きたいですねーもちろん^^
PR
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

 

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

 

フリーエリア

 

最新コメント

[11/20 らら]

 

最新トラックバック

 

プロフィール

HN:
性別:
非公開
自己紹介:
TOV、TOG共に未プレイですが愛だけは!
ユリエス、アスソフィに夢中です。



 

バーコード

 

ブログ内検索

 

カウンター